香椎ペットクリニックBLOG

2019.10.08更新

気づけば10月に入り、ひと雨ごとに秋も深まってまいりました。

現在、福岡ではラグビーワールドカップとFIVBワールドカップバレーボールが開催され、声援と感動が熱いですね!!

私は学生時代、バレーボールしていたので、観戦すると熱くなりますね☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
「ナイッサー・ナイスキー・チャンボー」バレー語で1人テレビの前で熱狂してます(笑)
石川祐希・西田有志が注目選手ですheart

さて、今回は珍しく病気の話しをします。
先月夜、母から電話があり
「次元(猫)の様子が変…何度もトイレに行ってるし、排泄ポーズをとってる。オシッコ出てないみたい。落ち着かない。」
とりあえずの私の脳裏をよぎったのは、尿道閉塞・膀胱炎??
1日オシッコが出ないくらいと思ってしまいますが、それは危険です‼︎‼︎
時には急性腎不全を起こし、尿中の毒素が身体中にまわって重篤になる事もあります。
猫は泌尿器系の病気が多く、特に雄は注意が必要です!!

翌日、病院に連れて行き、やはり膀胱はパンパンで出てなかったようです。
ただ、カテーテルはすんなりと尿道に入り詰まってる様子もなく、尿検査・超音波検査でも結晶や結石・細菌・膀胱の肥厚や炎症もなさそうと言われたそうです。

こうなると考えられるのは、FIC (特発性膀胱炎)です。
FICは、あらゆる検査で特異的な所見を示すことがない疾患のことです。下部尿路疾患の約60%を占めると報告されていますが、特定の原因は明らかになっていません。なので、除外診断になります。

●10歳未満の雄
●避妊・去勢を受けている
●肥満
●使用できるトイレ が一つしかない
●仲の悪い同居ネコがおり、神経質(怖がり)
●屋内のみの生活を好み、水分摂取量 の少ない

原因不明ですがストレスが原因の1つとして考えられています。
予防が難しく再発を繰り返すことがあります。
なるべくストレスの少ない環境を整えてあげる事が大切です!!

森特発性膀胱炎 


初めて病気で病院に行き入院しました。
とても大人しくお利口だったそうで、ちょっと安心しました。

次元にとって、ストレスのない環境作りを考えていこうと思います٩( ᐛ )و
もちろん食事管理も重要ですね!!

この先、医療はどんどん進化していき、薬や食事も発展していくでしょう。
私も新しい事をどんどん吸収して、飼い主さんにおうちでのケアや食事のアドバイスなど提供できるよう頑張ります。

看護師:森

 

投稿者: 香椎ペットクリニック

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