香椎ペットクリニックBLOG

2023.02.18更新

久しぶりに変わった誤食症例があったので、今回紹介いたします。

 

症例は高齢のワンちゃんですが、過去に誤食で受診した歴はなく、
食欲旺盛というよりは、選り好みをするタイプの子でした。

 

まずはレントゲンがこちらになります。

 

goshoku1

 

中央に赤い丸で囲んだ部分が異物と思われるところになります。

 

 

正常な便のようにも見えますが、これが本来はまだ液状に近い

内容物であるはずの小腸領域に固形物のように見られています。

完全閉塞所見は認められませんでしたが、

嘔吐や食欲不振などの症状が軽度見られましたので、

入院し静脈点滴治療を行いながら経過観察を行いました。

 

 

翌日のこのような便が見られました。

 

goshoku2

 

 

何だと思われますか?

 

これは仏壇の灰を誤食し、排出された便です。
粒子の細かいものの集合体なので、粘土状に性状を変え、不完全閉塞の原因になったのでしょう。

 

 

同様な事例はお散歩コースに公園の砂場や海岸沿いが入っている子で診られたことがあります。
今回はたまたま仏間に入る機会があって、誤食してしまったと思われます。
他には興味ないのに、御線香の灰には執着がある、珍しい症例でした。

 

皆様もお気をつけください。

獣医師 高木

投稿者: 香椎ペットクリニック

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